昔は、ハリやコシもありボリュームにも満足していた髪が、どんどん痩せて毛量も減ってきた…地肌も目立つようになって悩んでいる女性は多くいらっしゃいます。
では、女性の薄毛が進行する原因は様々ありますが代表的な原因はどのようなことがあるのでしょうか？
その対処法もあわせてご紹介します。
原因①女性ホルモン（エストロゲン）の乱れ
エストロゲンは女性ホルモンの一種で、女性らしい体形や肌、毛髪の美しさを保つことに大きく関係するホルモンです。
加齢による影響で女性ホルモンが減少していくと、女性の体内にもわずかながら分泌されている男性ホルモンの働きが優位になっていき、女性でもいわゆる男性型脱毛症のような薄毛の症状を引き起こします。
エストロゲンの分泌量は28～35歳くらいをピークに、その後は加齢とともに減少していきます。更に、閉経を迎えた後は徐々に分泌が止まってしまいます。
前述のような経年的要因だけではなく、食生活の乱れやストレス、過剰なダイエットなどによって若年期でもエストロゲンの分泌が減少し、更年期のような状態になってしまうこともあります。そのような理由から、最近でじゃ若い女性にも薄毛の症状を訴える方が増えてきました。
女性の薄毛の特徴として、髪全体のボリュームが減り、間引いたように薄くなっていくことがあげられます。ただし、ホルモンの乱れが大きく影響している場合には男性型脱毛症のように生え際や頭頂・分け目が顕著に薄くなるケースもあります。
原因②自己流の間違った頭皮ケア
頭皮はとてもデリケートです。顔は優しく丁寧に洗っているのに、髪の毛はゴシゴシと強めに洗ってしまう…という方はいらっしゃいませんか？
髪の毛は、洗いすぎによる乾燥も洗わずに脂っぽくなっている状態も、いずれもダメージになります。適切なシャンプーやケアが出来ていないと、抜け毛や薄毛の要因となってしまいます。
例えば、洗浄成分に脱脂力の強いものを選んでゴシゴシシャンプーを行うと、頭皮に必要な適度な脂分まで洗い流してしまい、頭皮が乾燥してしまいます。一般的に、頭皮の油は薄毛の原因と思われがちですが、適度な油分は健康な頭皮環境のために必要です。乾燥はフケの発生も招いてしまい、細菌が繁殖しやすくなってしまいます。
逆にシャンプーの頻度が極端に少なかったり、シャンプー剤が頭皮に残るような洗いかたをしている場合、皮脂が毛穴を塞いでしまいます。過剰な皮脂もまた、衛生面や頭皮環境の悪化に繋がります。いずれの場合もフケやかゆみ、細菌の繁殖や炎症などの問題が起きやすくなります。このような頭皮トラブルは薄毛を助長してしまいます。
最近地肌が透けて見えるようになってきた…と感じる場合にはシャンプー方法やケアの方法を見直してみる必要があるかもしれません。
原因③産後脱毛による抜け毛
産後脱毛という言葉を耳にしたことがあると思います。
産後脱毛は、出産後にホルモンのバランスが大きく変化することで起こる脱毛のことを指します。
女性ホルモンは、前述のエストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンが周期的なバランスを取り月経など引き起こしています。このバランスが妊娠中は大きく変わり、２つのホルモンの分泌量がいずれも増えることで、女性ホルモンの働きが通常時よりもかなり強くなります。女性ホルモンが優位になることで、ヘアサイクルが延びて髪の成育には良好な状態になります。
出産後は、この女性ホルモンが優位な状態から通常のホルモンバランスに戻そうと急激に分泌が減るため、それまでヘアサイクルが延びていた毛が急激に抜け落ちてしまうのです。これは一時的な現象で、通常半年ほどで元に戻るケースが多いですが、産後脱毛を機に元々の毛量になかなか戻らないと悩まれる方も多くいらっしゃいます。
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女性の薄毛を予防するには？
年齢を止めることはできませんので、経年的な女性ホルモンの減少を避けるのは難しいと言えます。
その代わりに、睡眠をしっかりとる、ストレスを溜め過ぎないなど生活習慣の改善で薄毛の進行を遅らせることも大切です。
中でも、食生活は私たちの身体に影響を与える重要な生活習慣です。バランスのよい食生活を送ることは、薄毛の進行に限らず、美肌や健康面においても意識すべきポイントです。
また、血流の悪化もまた薄毛には悪影響です。その部分はまた別の機会に説明していきたいと思います。
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生活習慣の改善と併せて、サプリメントをプラスオンして薄毛の予防に努めましょう！
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