更年期は一般的に閉経前後の数年間の期間を言います。
閉経の平均は個人差があり、40代前半で迎える人もいれば50代後半で迎える方もいます。
一般的には45歳~55歳位の期間が更年期と呼ばれています。
更年期を迎えると、体調や肌の調子が悪くなる事や、抜け毛が増え髪にボリュームが無くなるなどの症状が現れます。
女性にとって更年期は避ける事は出来ませんが早めに対策をすることで薄毛の進行を緩やかにすることができるかもしれません。
今回は女性の更年期における薄毛の原因と予防についてのお話です。
更年期にみられる症状
動悸、息切れ、めまい、頭痛、のぼせ、ほてり(フラッシュバック)、倦怠感、発汗異常、耳鳴り、イライラ感、腰痛、肩こり、皮膚や粘膜の乾燥、不眠、不安感など。
仕事や生活に支障を与える重い症状が続くケースを「更年期障害」と呼びます。
更年期の症状は、女性ホルモンのエストロゲンが28歳頃をピークに卵巣の機能が低下し35歳頃から女性ホルモンの分泌量が急激に減少することが原因で起こります。
女性ホルモンの分泌量が減りホルモンバランスが乱れ、カラダだけではなく自律神経や精神状態にも影響を与えます。
更年期と薄毛の関係とは?
更年期に髪を成長させ持続させる女性ホルモンのエストロゲンが減少することで髪の成長期が短くなりヘアサイクルが乱れ抜け毛や薄毛の原因になります。
髪が作られて抜けるまでの周期をヘアサイクルと言います。
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成長期
2~6年 毛が生え成長が止まるまでの期間
退後期
1~2週間 成長が止まり休止期を迎えるまでの期間
休止期
3~4か月 髪の成長が完全に止まり成長期に向けて準備をする期間
髪は1日50本~100本位抜ける事は正常なことですが、女性ホルモンが減少することで、女性の体内にも存在する男性ホルモンが優位になります。
男性ホルモンが優位になる事で成長期が短くなり抜け毛の原因になります。
休止期が長くなることで新しい髪も生えづらくなってしまいます。
更年期の薄毛対策方法
更年期に心身に起こる症状も薄毛の症状も女性ホルモンのエストロゲンの減少が原因という事がおわかり頂けたと思います。
エストロゲンの減少を緩やかにすることで更年期の症状と薄毛を緩和させましょう。
対策1 質の良い睡眠をとる
規則正しい生活習慣を行い、早寝や起きを行いましょう。
睡眠は最低でも6時間は確保しましょう。
対策2 運動を習慣化する
ウォーキングや水泳などの有酸素運動や簡単にできるストレッチなどを習慣的に行いましょう。
全身の血行を良くすることで頭皮に栄養や酸素が届きやすくなります。
適度な運動は質の良い睡眠にも繋がります。
対策3 ストレスを解消する
ストレスはホルモンバランスの乱れや血行不良の原因になります。
運動や趣味などを楽しみストレス発散をしましょう。
対策4 正しいシャンプーを行う
頭皮環境を良くすることで抜け毛や薄毛の予防になります。
自分にあったシャンプーを使い、シャンプーの方法を見直し健康な頭皮をキープしましょう。
対策5 禁煙をする
喫煙は血管が収縮し髪に栄養が届きづらくなります。
健康や肌の為にも喫煙されている方は禁煙をしましょう。
対策6 栄養を補う
健康な髪を育て、薄毛を予防する為にはバランス良く栄養を摂取することが大切です。
たんぱく質
髪の毛のほとんどはたんぱく質で出来ている為、積極的に摂取しましょう。
肉、魚、卵、大豆、乳製品など
ビタミンB
新陳代謝を高めるは働きがあります。緑黄色野菜、卵、
ビタミンA・E
血行促進を助ける働きがあります。大豆、緑黄色野菜、レバー、うなぎなど
亜鉛(ミネラルの一種)
食事で摂ったたんぱく質を髪の毛に変えてくれる大事な栄養素です。牡蠣、シジミ、アーモンド、チーズなど
ビタミンC
頭皮に栄養を与える為に必要な毛細血管はコラーゲンでできています。このコラーゲンが作られる際にビタミンCは欠かせません。緑黄色野菜、アセロラ、レモン、パセリなど。
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まとめ
更年期の対策は、できることから始めて習慣化することで薄毛の症状だけではなく、心身へ起こりうる症状も緩和させることができるかもしれません。
食事で補いづらい栄養の摂取にはサプリメントを利用することもおすすめです。
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